
社会人になってから私は念願のアメリカンショートヘアの子猫を迎えていました。
その子は「バロン」。ふわふわの毛並み、筋肉質なたくましいボディ、甘え上手な高い鳴き声、猫というより人間のような思考と行動。バロンは私の心を温かくしてくれる、かけがえのない存在となりました。
あれから数年の月日が流れ世界は一変してコロナ禍へ、私の働き方も大きく変わり在宅ワークが中心に。
そんな中、気分転換にと始めた近所のお散歩が、いつしか私の日課となっていきました。
そして、不思議な出来事が続いたのです。散歩の途中で、立て続けに3匹の野良猫ちゃんと出会ったのです。
短い時間でしたが、それぞれに個性があり、心惹かれる出会いでした。しかし、触れ合った後、彼らに二度と会うことはありませんでした・・・
「これは、もう一匹家族を迎えなさいっていうメッセージなのかも…」。そう思うようになった頃、運命の出会いが待っていました。キジトラのアソーカとの出会いです。
後編に続く・・・