
実は、それまで保護猫の譲渡会というものに、少しばかり抵抗がありました。
一番の理由は、「この中からたった一匹を選ぶ」という行為そのものに、どうしようもないほどのプレッシャーを感じてしまっていたから。
一匹を選ぶと、まるで他の子たちを見捨てるような気がして、なかなか足が向かなかったんですよね。
それでも、心のどこかで新しい家族を迎えたいという気持ちが募り、ついに意を決して初めて譲渡会の会場へ足を踏み入れました。
会場には、たくさんの猫たちが思い思いの場所で過ごしていました。少し緊張しながらも、その瞳の奥には、新しい生活への希望のような光が宿っているように見えました。そんな中、一匹の子猫が私の目に留まりました。
まだあどけない表情だけど、体は他の子猫よりも大きく、堂々とした佇まいのキジトラの子猫。その子をみた瞬間、なぜだか「この子だ」と、心の奥底で確信したのです。その子は「みかんちゃん」、オレンジ色が似合う大きな女の子。
譲渡会で感じたこと、大切なのは「家族に迎えること」そのものでした。
我が家にやってきたアソーカ。最初は戸惑っていた先住猫おじさんバロンでしたが、数日も経つと、アソーカの存在を仕方なさそうに受け入れている様子。遊んでほしいアソーカと呆れてるバロン、微笑ましいの一言でした。
この経験を通して、保護されたたくさんの猫たちが、一日も早く幸せな家族と巡り合うことができるよう、微力ながら応援していきたいと強く思うようになりました。保護猫を迎えるという選択は、私たちにとって、かけがえのない時間と気づきをもたらしてくれました。
もし今、忙しさやお世話が不安という気持ちから、ペットを迎えることを躊躇している方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談くださいね。
京子はこれからも色々な形で動物愛護に取り組んで参ります!
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!